はじめに
皆さんお疲れ様です。こっとんうぉーたーでございます。今回はペーパーマリオ オリガミキングについての評価及び感想について書いていきたいと思います。
この記事を読めばオリガミキングがどんな人におすすめできるかわかる内容となっております。買うか迷っている方、もしくは他の人の感想を読んでみたい方にはお力になれるかと思います。
私についてのことはこちらの記事に軽く記載しておりますので気になる方はこちらから先にお読みください。
このゲームは「買い」か?
初めに言っておきます。ペーパーマリオRPGのようなゲームが好きな方は期待外れになるかと思います。RPGとしての要素はほぼ皆無といっても過言ではありません。
このゲームはパズルゲームだと思っていただいて問題ありません。ですがパズルが解けなければ先に進むことが出来ないような場面は存在しないので「パズル苦手だけど気になる」という方は問題なくプレイできると思います。
また、新しいゲーム性や世界観を持っているゲームをプレイしたいという方は一度手に取って遊んでみることを強くお勧めします。このゲーム、かなりイカれております。
総合評価
まずは全体的な評価から。
- 5点満点で評価すると
- グラフィック 4点
- 難易度 3点
- ストーリー 3点
- ゲーム性 4点
- BGM 5点
- ボリューム 4点
全体的に面白いゲームであったと言えるでしょう。ストーリーが少々低めですが気にするレベルではないと思います。しかし気になる点が少しあったのも事実なのでそれついて次の見出しから細かく解説していきます。
また、この先はネタバレが含まれております。購入を考えている方でネタバレは見たくない方はここで読むのをやめてください。もしくはまとめではほとんどネタバレをしていないので目次よりまとめに飛んでいただけるとよいかと思います。
グラフィックについて
特筆する点のあまりない最近のペーパーマリオって感じのグラフィックです。RPG時代と比べるとダンボールの主張が強くなったのが一番の違いかと思います。
ですが水の演出は素晴らしかったです。このゲームはカミサマが関わる物体はカミ調ではなくリアルな描写になるのですが、水ガミが関わる水の描写はとても綺麗でした。
難易度について
何を基準にして判断するか迷ったのですが、とりあえず難しすぎないかを基準にすることをしました。
基本的にとてもやさしいゲームですただしボス戦では多少の初見殺し要素アリ。既プレイヤーの皆さんも火ガミでやらかしたと信じてる。
雑魚戦は苦戦する要素皆無です。パズルをしなければならないのが難点ですが、キノピオにお任せすることもできます。攻撃も全然痛くないので喰らっても問題なし。ハックンだけはちょっとだけ強かった。
ストーリーについて
旅の仲間が幼馴染の形見とともに自爆して仲間を助ける展開。
マリオのゲームの中では指折りの重い展開で注目を集めた今作。
しかし、クリアした後の総合評価としては普通といった印象です。
上述の展開であるボム平のイベントはストーリーの中盤で起こります。
もしかして今回とても重いストーリーなのかな?と思わせつつ新ステージへと向かうことになります。
しかし、その先ではそのような様相は見せず、明るいストーリーばかり。あの重いストーリーは何だったのかと思ってしまいます。
オリ―王のキノピオを恨んでいる理由などに関してはひどい。もう少し何かあっただろとツッコミを入れたくなるレベルです。このあたりは「制約」の悪影響をひしひしと感じてしまいます。
結末に関しても相棒を失ったにもかかわらずあっさりしすぎだと思いました。
ですが、これに関しては思い出を共有するキャラクターがいないという明確な理由があります。
今作はルイージも近くに居ないためオリビアとの思い出を共有するキャラが存在しません。
ストーリーごとには居るのですが、ずっとついてきているキャラはいないのです。
そのためオリビアが居なくなっても悲しむのは喋れないマリオのみ。
プレイヤーに感情を見せるキャラクターが居ないためあっさり別れが終わってしまうのです。最初からクッパが一緒に冒険する展開でもよかったかもしれませんね。
ゲーム性について
雑魚戦は最悪、ボス戦は最高です。
そのためオリガミキングは初めのボスの土ガミと出会ってからが本番。
このゲームにはレベルの概念がありません。おまけに武器は壊れます。アイテムを買うためのコインは何もしなくても余ります。そのため雑魚戦は得るものが少なすぎてやるだけ無駄です。
ただ、ステージによって雑魚戦のBGMが違うのでそこだけはとても楽しめます。 ボス戦はボスによって特有の行動が多いので戦っていてとても楽しいです。ボスの見た目が文房具なのは流石にという声もありましたが問題ありません。彼らのキャラは濃すぎなぐらいでした。
ちょっと余談なのですが、あの世界の文房具のボスには固有の名前はなくイロエンピツやわゴムといったモチーフの道具そのものの名前が与えられているんですよね。ですが、あの世界にはボスのモチーフとなったそれらの道具を使用しているキャラクターが存在しないんですよね。(見落としていて存在してたらごめんなさい)よってわゴムやイロエンピツを知っているキャラが居ないんですよ。
これがどういうことかというとあの世界の中ではイロエンピツやわゴムはそのキャラの固有の名前として成立してるんですよね。狂人の発想だと思います。
BGMについて
問答無用で満点です。すべてのBGMが素晴らしい。BGM目的で買ってもいいくらいです。
フィールドBGMはしっかりと場所にマッチした雰囲気重視のBGM。
ボスはボスごとに専用BGMが用意されていて、それらが完璧にキャラクターにマッチしています。
先ほど少し述べましたが、雑魚戦もBGMは素晴らしくてステージが変わるたびにBGMを聞くためだけに雑魚戦を行いたくなるほどです。
どれもこれも一聴の価値アリです。
ボリュームについて
ボリュームは多めですが、すべてが褒められる点では無かったです。
特に良くないのがカミッペラ。
カミッペラを集めて穴に埋めるだけの作業なのですぐに飽きます。おまけにカミッペラが足りないと前述した意味のない雑魚戦をするなどして補給しなければなりません。
次に良くないと感じたのがフィギュアです。これはシンプルに内容物が面白くないものが多い。ちょっとした小物をフィギュアにしただけのものが多い印象でした。中には良いものもありますけどね。
対してキノピオ探しはとても面白いと感じました。本当に工夫して作られているのを感じます。非常にバリエーション豊かで探していてとても楽しいです。目にしているものがキノピオだと気づいた瞬間が気持ちいいです。
探すのが面倒だという方は探さなくても進行には影響しないのでスルー出来る点も魅力的です。
ストーリーは長すぎず短すぎずちょうどいい具合。特にすごいと感じたのはメリハリのつけ方です。フィールドを歩くのに飽きてきたタイミングで乗り物が登場。中盤で広大な海を航海するステージなどプレイヤーを飽きさせない仕掛けがたくさん施されていました。
まとめ
- 最後に今回お話しした情報をまとめると
- ボム平のエピソードのせいで過剰に暗く思われがちだがそんなことはない
- キノピオ探しは楽しい
- ボスバトルとBGMは神
- 雑魚戦は苦痛
- 難易度は優しい
こんな感じです。RPGテイストを求めている方には向きませんが、プレイしてみると新感覚を味わえるのは間違いないです。ぜひ購入してプレイしてみてください。
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